みなさん赤イボってご存じですか?
その名の通りなんのひねりもなく、皮膚に出来る赤いイボのことです。
赤イボの正式名称は老人性血管腫といい、加齢や遺伝により体のあちこちに出来ます。
害はないですが、綺麗な肌を保ちたい方は簡単で短時間な施術で除去できます。
これは、私のが体験した赤イボとの出会いから別れまでのお話しです。
赤ボクロとの出会い ~誕生から成長そして草間彌生~
まだ私が小さい頃、父の体には至る所に大小様々なサイズの赤いホクロがあり、子供の私たちはその変な赤いホクロを”赤ボクロ”と命名し、よく数えたものでした。
あれから月日が経ち30代になると、いつの間にやら父と同じ”赤ボクロ”が私の体のあちこちに出来ていました。
1mmに満たないものから大きいものでは3~4mmのもの、更にはぷくっと立体的なものまで…。痛くも痒くもなく、特にこれといって困る事はなかったのでそのまま放置していました。
40代に突入しても赤ボクロは増え続け、私の体は草間彌生の赤いドットの世界を体現しつつありました。
赤ボクロの正体 ~突きつけられた事実と別れの予感~
さすがに多すぎじゃないか?…と思い、とうとう”赤ボクロ”の正体をネットで検索してみることに。
すると、一般的に赤イボと呼ばれるその正体は「老人性血管腫」という事が判明しました。”加齢”、”老人”なるワードにじわじわとショックを受け、堀内院長に相談しました。
堀内院長からも、検索結果と同じ「老人性血管腫」だと告げられ、そのままにしておいても害はないけれど、気になるなら簡単に取れると言われました。
それならば、”脱!老人”という事で、私が長年育ててきた草間彌生の赤ドットたちとはおさらばすることにしました。
赤イボ除去へ ~さよなら草間彌生肌~
私の場合は、Vビームレーザーという医療用レーザーで、赤イボにピンポイントで光を照射すると言う方法でした。
どうやらこのVビームレーザーは血液中のヘモグロビンに反応する物らしく、赤イボ以外にも皮膚の赤い症状に効果が高いそうです。
施術は1回で、効果が現れるのは1~3ヶ月経過した頃とのこと。
ベッドに横たわると、プシュ!プシュ!という音とともに“ヒヤッ!”と冷たい感覚がしました。強い痛みや不快感は全くなく、短時間で施術は終了しました。
“ヒヤッ!”の真相は、レーザーから皮膚を守る為にレーザー照射と同時に皮膚を冷却していたかららしいです。
赤イボは黒くかさぶたっぽくなりましたが、無理に取らず自然と無くなるのを待つように言われたので、洗ったり拭いたりする際も強く擦らないように心がけました。
初めのうちは赤い頃よりも存在感があり、少し気になりましたが、1週間もすると、黒いかさぶたはなくなりました。
2ヶ月後には、大きく立体的だったものは薄茶の痕が多少残ったものの、無数にあった1mm程度のものは綺麗に消えました。
どうする?あなたの赤イボ ~まずは相談から~
加齢性のもので害はないので、本人がその見た目を気にするかしないかの問題ではあると思いますが、多過ぎて気になったり、立体的なイボが時々痛く感じる事があるのであれば、簡単に綺麗になるので、除去する事をお勧めします。
私も!という方は、まずは秋葉原スキンクリニックの医師または受付まで相談してみてください。
VビームⅡの料金
ホクロ一個 ¥3,000円(税抜)
VビームⅡの副作用
赤み・痛み:治療後数時間〜2日ほどは、照射部位が赤くなったり、ひりひりした痛みが出る場合があります。保冷剤などでクーリングをすると症状が和らぎます。場合によっては炎症を抑える外用剤を塗布していただきます。
紫斑(内出血):出力を上げた場合や、血管壁が弱い方、目の周りなどに紫斑が出来る場合がありますが、1~2週間程度で消退します。抗血小板薬などの内服をされている方も紫斑が出来やすいため、注意が必要です。
水疱・かさぶた:通常はほとんど生じませんが、非常に強く照射したり、もともとの赤み症状が強く反応が強い場合に出現することがあります。症状に応じて軟膏を外用します。水疱が早期に破れると、炎症後色素沈着が長引く場合がありますので、慎重にアフターケアをしてください。
炎症後色素沈着:東洋人は、レーザーなどの熱を加える治療を行うと、炎症後色素沈着が生じやすい肌質ですので、通常の経過でも体質により炎症後色素沈着は生じる場合があります。その場合は美白剤(有料)などで対処します。